2015年9月17日木曜日

ヒルクライム大台ケ原参戦記。その2。レース編。




前回の続きです。
その前に大会のダイジェスト映像でもどうぞ。
これはプロの仕事。ガチなやつや。


スタート前にカメさんがギリで戻ってまいりました。
ちょっとアホの子なので笑ってますね。
ちなみに我々は第4ウェーブでのスタート。


すぐにスタートしてクリートは2踏みくらいでハマる。
スタートダッシュは基本的にしない主義なので様子見。
結構前に出てる人がいる感じなのでついていきましょう。


すぐ前にトプローさんを見かけたのでカメラに映っていただくべく後ろにつく。
なかなかの速度で進んでると思うが集団がデカイので楽勝。
とりあえずは集団の中でヌクヌクと進むことに。


すると横には筋肉肉弾近江屋列車が爆誕してるではないか!
トプローさんもすかさずレーンチェンジして連結したので私も続きます。


近江屋さん、知らん人、カメさん、トプローさん、コンソメ氏が連結。
す~さんが別列車だったので抜くときにお誘いするも乗り遅れたみたい。


知らん人が消えていったので純正O.H.C.列車の完成!!
これはテンションがクッソ上がったね。
脳汁で脳内はビショビショ。


沿道では地元住民が応援してくれてる。
なんで日本の国旗なのかはしらないがありがたいもんである。


しばらく進むと後続の列車も追い抜きをかけてくる。
我々はスタミナお化けで有名な近江屋さんを信じて乗り続ける。


少し勾配が強くなってきたところで集団が入り乱れてバラけ気味。
前方のLOOK695さんの後ろで走る。
上位機種には従うしか無い・・・


更に集団はバラけて近江屋列車が解散を迎える。
この御恩は忘れません。
どっかで返します。


てゆーか、斜度が強まってきたのでこっちも普通に集団から千切れますww
だって心拍180bpm越えてたしww
さよ~なら~。


しかなりバラバラになってきたところでマイペースで登り近江屋さんに追いつく。
そんなに斜度も強くないのに重そうにダンシングしてる。
横で見たらアウターやんってことで声かけたら、忘れてたとか言ってたしw
それでもインナーは42Tでスプロケは12-25Tとか変態w


そして感動のゴールを迎えます。
意外と楽勝やんけと思ったらキッズ用みたいでおっさんには激坂区間のプレゼント。


激坂区間に入るとペースは一気に落ちる。
そして道が狭くなり渋滞。
2列走行が当たり前になってるので声かけながら抜く。
激坂は苦手だし、軽いギアもないのでえっちら登るのみ。
当然ながら結構後ろから抜かされたような記憶。


しばらく登ってると前方にトプローさんらしき人を発見。
コレはチャンスとばかりに気合が入るが脚は反応できず。


結構な時間をトプローさんのケツを追いかけて登る。
心拍は安定して170後半で上げる余地はなし。


給水所手前でようやく追いつく。
が、給水をチャレンジしてみたくて離脱ww


水が欲しかったのでみずーみずーって言いながら奥の人から受け取る。
一口飲んで残りは頭からかぶる。
思いの外冷たくてリフレッシュしたような気分になった。


すると一気にトプローさんを抜きたい気分になったので
力を貯めてから一気に抜きに入る。
これでヤル気を挫く作戦である。

更に余裕を見せて『トプさん、ファイトー』って声かけておく。
トプローさんは鼻水ズルズルスタイルで力のない返事。
これはガチやな。


しばらくすると激坂区間のゴール。
ここが最終ゴールでもいいんじゃないかと思う。
正直、かなり疲弊していた。と思う。


ここでは大応援団がいて太鼓を鳴らしていた。
ありがたいが、ほぼ効果なしでした・・・

ここからペースを上げていきたいが脚に力が入らずクランクを回すだけ。
全然踏めてないので失速気味。
後ろからトプローさんが追いついてきたような気配を感じる。


しばらくしたら追いついてきたので少し会話。
『シンドいっすわー』って言うと
『さっき足攣りかけた』との回答。
DNSのつりじゅんさん分まで走ってたのか。

さらに『我々のステージです。頑張りましょう!』
とかっこいいセリフを吐いて追い抜いていくトプロー氏。


アップダウンの下りに入ると下ハンでグイグイと加速していくトプロー氏。
さすがに速い!

これが十三峠の・・・・白い・・・?
えーっと・・・
特に異名は思い浮かびませんが十三峠でブイブイ言わせてるトプさんの実力か。


下り基調とはいえ、気を抜いたら千切れそうになりながらなんとか付いていく。
トプロー氏は水を得た魚のようにグイグイと踏んでいく。
これはガチやな。


そしてアップダウンの登りに入る。
そのままの勢いでグイグイと踏んでいくトプロー氏。
全く力が入らずに後続にもまくられるコンソメ氏。


ここで勝負あった模様でトプローさんに千切られる。
例のクスリでドーピングしとけばよかったと思うが後の祭り。
上りで全く踏めなくなったのでクルクル回すのみ。
下りはなんとか体重かけて重ギアを踏むが思ってたように加速できず。

何人かの方と上りで追いつかれて下り関係で追い抜くという
デッドヒートを繰り返すがジリ貧のまま。
トプローさんが落ちてくるという微かな希望を抱くが全く見えず。


最終の長めの下りでmaCさんに声かけてパス。
声は元気そうだったので大丈夫だな。
あとは残りも少しなので頑張りたいが結局踏めず。


ラストスパートも不発でズルズルとゴール手前。


そしてなんとかゴール。
タイムはGarmin調べで1時間25分ちょい。


計測チップを外してもらいます。
今回は脚がお亡くなりになったので追い込めず、
疲れてはいるものの普通に動ける。
ちょっと消化不良気味。


仲間を探して進んでいくとO.H.C.の集団を発見。
トプローさんが当然ながら既に居たので非常に悔しい気分になる。


とりあえず荷物を受け取りに行く。
伊吹山みたいに頑張って探すスタイルかと思ったら
完全に番号別に並べ替えられていて、すぐに探して受け渡してくれた。
コレは素晴らしいね!


みんなが美味しそうにそうめんを食べてたのでもらいにいく。
カメさん、顔死んでるなw


特に並ぶこともなくすんなりもらえた。
コレがまた美味かったです。
おかわり自由だった?との噂も聞いたのでもっと食っときゃよかった。


人間の臀筋とはこうなってるのですよ。
筋肉図鑑を買う前に筋肉スーツを買うべし!


みんな揃ったところで記念撮影。
近江屋さんのO.H.C.ポーズが完璧すぎる。


もう一枚石碑の間でも撮影。
タイムがよろしくなかったと思ってる人は自然と顔だけ出すスタイルに。


第2グループで下山開始。
汗がまだ乾ききってなかったので結構寒い。

激坂区間で2回ほど休憩を挟む。
ホイールを冷ますのと腕の疲れも癒せるのでいい感じ。
そしてアミノバリューと水のペットボトルの差し入れもあり。
何この至れり尽せり。
ホンマに運営最高です。


激坂区間が終わって、残りはゆるい下り。
YAMADAさんがパンクでストップ。
レース前に盛大にパンクしてみんなで直したらしいが、
結局タイヤ自体が破れててそこからパンク。


ちょうど回収車が来たので乗せてもう事に。
こんな時にMTBだとだれも替えのチューブ持ってないから困るねw


しばらく下り基調なので、先頭で踏み踏みして進む。
バテたところで、トプさんに千切られるがトプさんもパンクストップw
事前に使い古してトレッドを摩耗させまくり軽量化に特化した決戦用チューブラーと聞いていたので
タイヤ交換大変そうだなぁと思ってたけどバルブが緩んでただけらしくすぐに復活。
なんとかスタート地点にたどり着く。


リザルトが張り出されてたので確認すると知り合い関係で上位3名!
こちらは年代別のリザルト。


そして激坂区間賞も!
凄すぎる!

私のリザルトはというと
タイム 1:25:20.816
平均時速 19.68km/h
年代別順位 39/187 20.8%
総合順位 114/605 18.8%

トプローさんには50秒近く差をつけられて負けてました。
年代別だと1着差だけど総合だと結構な差。悔しい。

タイムはまぁ、こんなもんかなという感じだけど
%で見るとけっしてよろしくない感じ。
反省会と言い訳は後で書きます。


帰りは近江屋さんに乗せて頂くことになったので一旦移動して荷物を移し替え。
腹が減ったので近場の寿司屋で鯖寿司を購入。
完走証を受け取り寿司の入ったビニール袋に保管後まとめて捨ててしまったww
この寿司、1000円したけどメッチャ美味かったよ!
鯖の肉厚がヤバイ!


返す刀でかき氷。
こちらは味が薄くてあんまり美味しくなす。
専門店のと比べたらアカンね。


そして表彰式。
26歳~35歳男クラスでH田さんが優勝。バードくんさんが2位。
レギュラークランクのH田さんが激坂で千切ったとか熱いバトルがあったらしい。
クルマとか乗ってで横から観戦したいわww


56歳以上男クラスです~さんが6位入賞。
直前で風邪を引いて咳き込んでたけど、さすがの成績。


そしてMTB:一般クラス(46歳~55歳男)でYAMADAさんが優勝!!
長年のライバルであった方に初めて勝ったらしい。
タイムは1時間20分とMTBでマジかって速度。
さすがGOD YAMADA。


O.H.C.ポーズは全然なってませんね。
近江屋さんに教えてもらってください。


そして激坂区間賞でもH田さんとバードくんさんが1位、2位。
このクラスになるとみんな知り合いなのね。
雲の上の世界やわ。


激坂区間賞:MTBでもYAMADAさんが1位。
私はこの凄い人に高取では勝ってるので一勝一敗です!
ホンマは伊吹で負けてるから一勝二敗w


表彰式の合間にリザルト見てると激坂区間賞のリザルトも張り出されてました。
その結果はコンソメ氏がトプロー氏に圧勝。

我々はO.H.C.というヒルクライムを生業にしている集団である。
登坂力で優劣をつける人種といっても過言ではない。
そこでの勝敗は総合成績に勝るとも劣らない価値を持っているのである。
なんなら平坦部に属するコンソメ氏の大勝利といっても差し支えが無い。
いわゆる相撲に勝って勝負に負けると言うヤツである。
あー、スッキリしたwww


ロード、MTBの総合、年代別、激坂区間の完全優勝のお二人。
コレはカッコええすわ。

しかし今回はいろいろリザルト的におかしなこともあったような気がする。
チャンピオンクラスをみんな避けたのか5人しか出ておらず
一般クラスのほうが速い人多数。
一般年代別で7位のつるみんさんがチャンピオンクラスなら3位のレベル。
私でも4位。出ればよかったww
なんかおかしいよね?

そして、総合最速タイムが実はカップルクラスのW辺さんだったりとか。
いや、別に出るクラスは好きにしたらいいんだろうけどモヤモヤする感はあるよね。
私にはなんの関係もないレベルの話ですがwww

そして、オープン参加の金子広美さんが1時間18分だったとか聞いてビビりまくる。
いや、もう、凄いのは知ってるけど凄すぎるやろ。


表彰式が終わったあとにじゃんけん大会があり、
道路閉鎖の都合上、時間がヤバイから早く終わらせるという趣旨もあり
3回ほど勝ったところで全員商品がもらえることに。

そこから負けたし、年齢順と言われてかなり最後の方になったので
ローラー台やGarmin、EVADEは手に入らなかったが
隙間から手を伸ばしてbolléのアイウエアを(σ・∀・)σゲッツ!!



6th Senseとかいう良さそげなヤツ。
いやー、Jawbreaker買ったばっかりなんですけどねwww
誰かいりますか?友人価格で譲りますよ?

全部終わったところで近江屋さんにカメさんと近所まで乗せていただいて帰宅。
ありがとうございました。

大台ケ原は運営が素晴らしいと聞いていたけど、ほんとに素晴らしくて良い大会でした。
かなりの僻地なんで移動だけは難点だけど、また参加したいという魅力があるのは確か。
あの長いコースはイヤなんだけどww


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最後に分析と反省会。
今回も仮想パワーをつけてみた。

前回も最初に書いたように何かダンコたる決意的なものは無くて臨んだレース。
結果はイマイチということで非常に悔しいというか悔いの残る結果。

試走がまぁ9割位で1時間41分とかだったので、
とりあえず1時間30分切りはマスト。
1時間25分で合格かなぁと思ってたんでタイム的には、まぁ悪くないとは言える。

しかし、トプローさんに力の差を見せつけられて負けたことにより非常に悔しいんである。
単に負けたから悔しいんじゃなくて、
体重も落としてピーキングもしっかりして決戦用機材をもって万全の体制で挑んだ相手に
体重も落とさずここ1ヶ月はまともにトレーニングも出来ずビビってセカンドホイールで挑んで負けた。

いや、いい訳をしたいわけじゃなくてテキトーな気持ちと準備で出たことが
結果に繋がってるとわかってしまったのが悔しい。
その姿勢からして負けてる。
やっぱりレースに出るなら全力でホンイキで挑まんとアカン。
これは教科書にも載ってるので線引いといたほうがいいよ。

しかし、準備不足的なことに関しては仕方ない感じもあって
1ヶ月の内に3戦もレースを詰め込んでて
3週間前は高取城でレース。前日は調整のみ。
2週間前は週末雨でノーライド。
1週間前はけいはんなをDNS。前日は調整のみ。

と、まともに乗ってないし、高取城HCとけいはんなは
しっかり準備して挑んだので正直疲れてた。
脚の方はレースモードを維持出来てると思うがハートがついてこなかった。ということ。
レース、イベントの出場は計画的に。

やっと言い訳が終わったところで分析にはいる。

心拍的には平均175bpmでかなりの高強度を維持出来てるように見える。
これを1時間以上維持出来てたのはなかなか悪くないと思う。
が、後半の下りがあったとはいえちょっと下がり気味なのでやっぱり脚は垂れてたはず。

パワーは平均で240Wと高取よりだいぶ低い。
まぁ、時間が全然違うので仕方ない。
パワーもやっぱりアップダウンで乱れてるとはいえ
微妙にタレていってるように見える。

ケイデンスは79rpmとちょっと低いけど、
激坂でギアが足りてないので仕方ない。

感覚としては平坦部、激坂は踏めてたけどドライブウエイに入ってからは踏めてない。
心肺は維持出来てたふうだけど脚に力が入らない。
ホイールがアルミスポークのキシリウムだった影響もあるのかなぁって感じ。
やっぱり硬いから脚に来る印象。

そして、ゴールしても出し切った感があまりなし。
翌日もあまり筋肉痛が出ないしで消化不良感はかなりある。
心拍はかなりアゲアゲなのにちょっと不思議。
距離が長いから有酸素的な感じになってたんかなぁ。

やっぱ長距離の登りは適正がないんかなぁという気もする。
そんな事言ったらエンデューロ出れんくなるけどw

とりあえず反省点は分かったので
次からは全レース全力で挑もう。
それが自分の目標にも繋がるはず。








最後に今回の動画を載せておきます。
長いのでとりあえず編集加工無しです。
時間取れればメーター付き作るかも。

4 件のコメント:

  1. ブログ更新が素早い・・・
    つるみそもラストのアップダウン区間で足攣ってました、伊吹に続いてですわ(´・ω・`)
    ロングクライムに慣れてないのかorただの無理し過ぎなのか、とにかく情けない限り。次の大会では身体メンテもきっちり出来るようにならなければ。
    それとSTRAVA比較しましたが、小処分岐まではつるみその方が遅いですねー。

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    返信
    1. つるみんさん。おはようございます。
      コメントの速さのほうがビックリしますわw
      そんなに攣るならつりみんさんとお呼びしてもいい感じですね。
      エンデューロで先頭走って鍛えてやりましょう。

      小処までは先頭集団の差ですかね?
      なんかトプロー氏が異様に速いですけど・・・

      削除
  2. レースお疲れさまです。そして、ブログ記事もお疲れさまですwこんなに長文だと書くのも大変でしょう。
    コンソメさんのレース記事は動画つきなので、臨場感伝わってきていつも面白いです。

    返信削除
    返信
    1. Kさん。こんばんは。
      ええ、スゲー大変ですよww
      もうちょっとコンパクトにしたいんですが、ネタがあると書いてしまうんですよね。
      カメラがなかったら軽量化と空気抵抗であと1分は速くてトプローさんに負けてなかったと思うんですが、
      それもブロガーの努めゆえ仕方ありません。

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匿名での投稿はキライなのでお断りです。