スズカ8時間エンデューロ春SP アタック120参戦記。

5/29(日)は第7回スズカ8時間エンデューロ春SP アタック120に参戦してきました。

今回も言ってまいりました。スズカエンデューロ。

私がロードにハマったきっかけでもあるこのイベント。

今年前半戦の集大成とすべく挑んできました。

昨年も同じくアタック120に出場して3時間15分、35.6km/h、50位というところ。

今年はそれを色んな意味で上回りたいと思っていました。

GWはそれを意識して強度高めのロングライドを実施。

雨で予定よりは少なくなったけど悪くはない仕上がり。

5/14の土曜はきっちさんライドでポタポタ50km、

翌日曜は所用で乗れず体重だけ増やす。

前週の5/21土曜は業務多忙(飲み会)の疲れで乗れず、

最終練習日の日曜は膝痛発生でポタポタ50kmで終わる。

正直、追込み不足は否めない仕上がり。意志が弱い。

木曜あたりから炭水化物多めを意識して食事を摂る。

体重は明らかに増えていてスーツがキツイ。

ちなみに朝のトイレは下痢。

前日の5/28は8時には起きて朝食。フルグラ50g。

カンザキの試乗会が近所であったので参戦。

6本ほどスプリント練をして地味に脚に来る。

別記事で試乗インプレ予定。

お昼はうどん。
炭水化物イズムをたたき込む。
準備して14時半に出発。
小雨が降っていたが、京橋まで自走して環状線で鶴橋まで。
近鉄に乗り替えて特急で白子まで。乗り替えナシなので楽チン。

ホテルは駅の目の前だったので輪行バッグのままチェックイン。
室内で組立て。ブレーキ等の確認を済ます。
トイレ行ったら下痢。

ちょっと休憩して18時半頃に夕食。
人気店らしきつけ麺屋でつけ麺大盛とご飯物を食す。

近所のイオンで買い出し。
翌日の朝食やら水やらプリンやら。
このプリンは柔らかいけど味が安っぽい。

翌日の作戦を考えつつ1時頃就寝。

4時30分起床。
トイレに行ったら下痢が継続中。
喰った物が正しく消化吸収されていない可能性大。

朝食はパン3個とごまはち豆乳。
パンは少し多すぎたかも。
ごまはちは飲み込むときにゲロを感じる仕上がり。

現地で用意するのがメンドくさいのでドリンクの準備。
1リットルのボトルにCCD2袋と550mlのボトルに予備として水。
ホテル出て自走で鈴鹿サーキットまで5kmほど移動。

OHCの同志、まきちゃんがピットを確保されたとのことで
厚かましくも同席させてもらう。
諸々準備しつつ試走の時間になったのでまきちゃんと軽めに2周ほど回る。
慣れてしまったのかあまり感動出来ず。

今回は補給のジェルに手間取るのと手がベタベタになるのが嫌だったので
科学兵器のフラスコを導入してみる。
CCDのジェルが3本分丸々入ったので補給はこれで持つはず。
あとはバックポケットにスポーツ羊羹とCCC金、2RUNを入れておいた。

事前の補給としてはアミノバイタルとワンセコンドHCA、2RUNを1包。

さらに秘密兵器としてvelotozeの導入。
SサイズだとピッチピチとのことなのでMサイズ。
動画で予習してたしちょっと大きめなので余裕で履けた。
水も空気も通さないレベルにエアロなので効果はあるだろうと思われる。
感じることはできないだろうけど。

準備をしてるとダイズさんが登場。
やたらと一緒に走りたそうに言ってきますが
こちらの考えも伝えておきます。

とりあえず先頭集団に出来る限り乗るつもりだということ。
千切れた後であれば協力して走るのはOKだけど牽きっぱなしはしないよと。

自分の中では直前までどう走るのかどう走りたいのか決めかねてました。

1つは先頭集団に乗っていくこと。
乗ってる間は好タイムが約束されるけど脚も使うから売り切れるのも早い。
そしてコースを攻めるという楽しみはあまり味わえません。

もう一つはさわりだけ先頭集団を味わってあとは自分のペースで走ること。
脚の合う人とローテするも良し、楽しいコーナーを攻めるも良し。
去年はこちらの乗り方でした。

今回は初めてスズカを走ったときに目標としてできた
『あの先頭集団で走れるようになりたい！』
という目標を追い求めて行くことにしました。
多分最後までは無理なのは分かってる。
けど、どこまで行けるのはチャレンジしてみたい。

ということで早速並びに行くことにします。
すでに数十人レベルでコース脇に人だかり。
しばらくコース脇で待機してコースイン。

出遅れないようがんばって前方へ出ていく。
スタート地点に着いた頃には4～5列目というところ。
まきちゃんと待機してるとダイズさんも登場。
なにやらケータイで会話をし始める。
ナニをやってるんだ？この男・・・
話を聞くと噂のお兄様を召還しているらしい。

しばらくするとオル兄様が到着。
後ろにはウン百人と居たはずだけどどうやって上がってきたんだろうか？
素晴らしい能力をお餅である。ずんだ的な。

公式サイトより拝借。ウォーリーを探せ！

スタートまで待ち時間はかなり(30分とか)あるが、
ダイズさんやまきちゃんといっしょなので退屈はしない。
いつのまにやらスタートのカウントダウンが始まっていたので
慌ててバイクにまたがってクリートを嵌める。

公式サイトより拝借。

そしてスタート。
最初はローリングスタートだけどスキマを見つけては出来るだけ上げていく。
脚を使いすぎないようにとは思ってたけど
控えめに言ってもクリテペースに近い。
1周目の最大心拍は176bpm。3時間は絶対に持たねぇw
1周目は41位で通過。集団内はまだまだ多い。

2周目に突入してもポジションアップを心がける。
たぶん後ろではブチブチ千切れまくってるんだろうけど
ポジションアップのおかげか前の方では大丈夫。
登りやコーナーの後のインターバルがツライ。
2周目の最大心拍は185bpmを記録。
リアルガチのヒルクラTTかクリテの最終周でしか出ないような値である。

3周目。
シケインはすでに芋洗坂係長。
そしてシケイン終わりに鬼ダッシュ。
軽く55km/hとかまで一気に加速。
毎週シケイン終わりが一番キツイ。千切れるならココに違いない。

スプーン前の登りで減速。
登りコーナーでは走者の速度差が大きくて横に広がる人多数。
左寄ってー！と叫びながらインベタで抜けていく。
右から3列目ですでにスムーズには走れない。
今回は結構人が多かったのか？
マナー、ルールを分かってない人が増えたのか？
走りにくかった印象。落車もいつになく多かった気がする。

公式サイトより拝借。

スプーンを抜けたらまた鬼加速。
すぐにデグナーで減速してまた加速。
コーナーが自分のラインとスピードで走れないので楽しくない。

しばらく進んでS字。
スピードはかなり速いけど楽しくはない。
前の人や周りに気を使いながらブレーキかけつつ時に加速したり。

そしてホームストレート。
思っていたより速くはない。
それなりには速いけど集団内なら千切れるほどではない。

3周目で最速ラップの7分39秒。
Aveで45.4km/h。
エゲつないくらい速い。
4周目も7分43秒でほぼ同レベル。
ここらでふるい落としは完了か。
なんとか耐え抜くいて15位。
集団は20名以上30名以下という所。

5～7周目は8分前後で周回。
危ないところではしっかり声出し。
170を越えてた平均心拍もかなり落ち着いてくる。
前傾姿勢をとると少しお腹が苦しい。
げっぷも出るし胃の中身があまり消化されてない様子。
それでも余裕が出てきたのでフラスコからジェルを吸う。
吸いにくい。
が、わざわざキャップ空けて手がネチョるよりはマシか。

8周目のホームストレート。
前の周回とかで集団左から結構番手を上げていく人を見かける。
余裕があるように感じていたのでマネして上がってみる。
ちょっとアゲるだけでスルスルと前に出れる。
コントロールラインまでもう少しと言うところでさらにちょいアゲ。
招待選手と同列くらいで通過して見事1位でラップ通過！！
いい記念になったで！！！

その後はシケイン前の登りに突入。
集団内に逃げ込みつつダンシングで登る。
そしたら右の太ももにピキッと痛みが走る。
(´･ω｀･)ｴｯ?
まだ早いやろ・・・・
1時間くらいしか経ってないのに。
しかも集団に乗ってる限りは限界域という感じでもないのに・・・

何かの間違いと言うことにしてその場はやり過ごす。
とりあえず2RUNを慌てて飲み込む。
相変わらずインターバルはキツイ。

その後も集団内で数周は周回。
脚の痛みは順調に育っているようだったけど
インターバルさえ気をつければまだまだ千切れはしない・・・
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。

そして13周目。
集団内でホームストレートを登ってキツイとつぶやく。
となりの人が話しかけてくれたので少し会話。
前に目をやるとネクストリームのジャージを発見。
setano kazeさん。
ちょうど並びかけたので話しかけてみる。
8時間の先頭集団から落ちてきたとのこと。
少しペースを落としているようだったのでパスしていく。
シケインへの登り。少し番手を落としながらもなんとか登っていく。

途中でdaichiさんも発見。
声だけ掛けてパスする。
と思ったら追いかけて来てくれて少し会話。
ちょうどラップしたみたいだった。

そしてシケイン終わりのダッシュタイム。
おりゃー！！！とダッシュ。
おりゃ！？
お？

追っかける脚がない。
あと5メール、10メートルが追いつかない。
ついに千切れました。
そんなに脚を使った記憶はないだけどなぁ。
でもave43km/hとかだしなww

この周はまだギリギリ脚が動いてたので8分50秒ほどでラップ。

setano kazeさんに逆にパスされたので
少し後ろについてローテしようとしてみたら全く前に出れない・・・
ホームストレートで千切れます。
上の方であめちゃりのジャージを発見。
スタートの時に見つけていたmugenさんに違いない。
会ったことない人だけど話はそこら中で聞く剛脚さんなので
がんばって追いついて思い切って話しかけてみる。
なんと私のことを知って頂いていたようで嬉しい。

どうやら同じ周回で千切れたとのこと。
せっかくなので回しますか？と言って頂いたので前に出て牽いてみる。
前に追いつきましょう。とのことで頑張って数人の集団に追いついて一息。
しばらく走ると速い小集団が抜いていったので付いていた集団がばらけ気味。
まだイケると思ってたので速い方に乗っかる。
が、想像以上に脚が死んでたようでS字の軽い登りでもう付いていけない・・・
ガクッとタイムも落ちて9分50秒とか。

登りでインナー解禁。
16周目まではなんとか10分切りだったけど
その後は完全に脚が終わる。
そして心も折れてダークサイドへ。
17周目は10分50秒とかでこれはアカンタイムww
なんの為に走ってるのか分からないようになりDNFも心をちらつき始める。

こんなタイムで走ってるともう抜く人よりも
抜かれる人の方が多いんじゃないかというレベルになってくる。
ママチャリの人にも抜かれるし、先頭集団にもラップされるし。

派手なワンピース着たへたれまん氏にも抜かれる訳である。
速そうな人達に付けそうな気もしない。
はよ終わらんかなぁとかばっかり考えるようになる。
途中でどすこい親方が落車されてるのを見つける。

完全に心が折れきったところで現在時間の確認。
もう3時間も過ぎてしまっただろうかと思ったら
まだ2時間30分にもなってない。
あれ？あと3周で終わりって事はまだがんばれば3時間切り行けるやん！？

ということ心を入れ替えてちょっとだけ頑張ってみる。
けど、もう気持ちが脚に伝わることはなかった。
18周目、19周目も10分30秒ほど。
最後の20周目ももう限界域でなぜかスネの筋肉まで痛んでくる始末。

ラストのホームストレート。
気合いでダンシングして見るも瞬殺される。
それでも黄色のアタック120の人間だけは意地で抜く。
たぶん、抜いても意味のない人達だとおもうけど！

ゴールに駆け込んで周回数の確認をしてもらう。
OKもらったところでヘロヘロになってピットへ戻る。
道中でmugenさんとお会いしたのでご挨拶。
さらにピット裏でダンシングドランカーズ御一行様と出会う。
自走で応援ライド、スズカまでアタック240をしに来たらしい。

しばらくお話しして、ピットに戻る。
どうしようもなくコーラが飲みたいので自販機で購入。
ビックリするほどキンキンに冷えた赤コーラをゲッツ。
そして一気飲み。宇宙イチ美味い。

velotozeを脱いでみると汗で濡れていた。
写真は乾いた後だけど粉が液状に広がって泥みたいにこびり付いてる。
しかし、効果は絶大だったようで去年3周ほどで先頭集団から千切れた男が
今年は13周もついて行けたのである。

タイムも去年が3時間15分だったのに今年は2時間56分。
Aveも35km/hが39.4km/hである。
機材はほぼ変わっていない。
代わったのはシューズカバーだけである。
(ジャージもちゃうけどw)
つまりvelotozeの効果は絶大だったと言うことで締めたいと思います。

ブースで去年の秋も買ったミッシングリンクと
メイタン応援キャンペーンで2RUNを3包購入。

ダイズさんと出会ったので感想戦。
彼は第2集団的な大きめの集団でずっと過ごしていたらしく
あいかわらずほぼ前を牽くことなく終わったらしい。
私とのタイム差は1分もの大差をつけて
さらに道中で出会うこともなく私の大勝利に終わりました。

ピットに戻ってまきちゃんといろいろ語りつつ、
240に出てる知り合いを探してみたり、山の神を見つけてみたり。

いい時間になったのでそろそろ帰路につく。
帰りはまきちゃんが大津まで乗っけてくれるとのことなのでお言葉に甘える。

大津から新快速でひとっ飛びと思ったら日曜の17時頃という最悪の時間帯で
ほぼ満員電車状態で立ちっぱなし。
さらに雨が降ってたので大阪駅からも地下鉄に乗り換えて帰宅。


あー、今回も楽しかったなぁ。
岡山のエンデューロも楽しかったけど
やっぱり規模といいコースといいスズカが一番好きだな。
ただ今回は落車も例年より多かったしマナーを守れていない人も多かった印象。
エントリーが売り切れるのも速かったし大分人気出てきたんだろうなぁ。


去年より速くなっていたい。という目標は
風が弱く、ホームストレートが追い風という好条件もありタイム的には20分弱更新。
3時間切りはで来すぎだと思うけど良くできました。

もう一つの先頭集団で走れるようになりたい。というのは
13周も乗れたことによりかなり近付いてきたと言える。
最初の位置取り、集団内での走り方、インターバルのこなし方。
かなり勉強になったので来年こそという思いが出てきた。

来年の目標は最後まで先頭集団にくらいつく。
トップからラップされずに同一周回でゴール。
出来ればシングル狙う。
あたりを狙って行きたいと思う。

結局、岡山もだけど今の自分の脚は2時間持たないレベル。
高速度域であと1時間弱持たせないとダメだということ。
あとはもう少し集団内で脚を使わないように。


具体的な目標も出来たところで今年前半のレースは終了。
次は7月からのクリテ系のレースに注力します。
そしてニューバイクもそろそろ動くかもよ・・・


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ジャージと言えばチームイチの脚攣りの名人で
愛用のタックルはがまかつ！で有名なつりじゅんさんにジャージを貸したんだけど
そのせいで脚が攣りそうになったと言う説が心が折れた私の中で有力になっていました。
攣りの名人にジャージを貸すと攣り菌が繁殖して移るという学説が証明されました。
ま、攣りそうになっただけで最後まで攣ってはいませんが。